対岸の彼女

2005年12月29日 読書
ISBN:4163235108 単行本 角田 光代 文藝春秋 2004/11/09 ¥1,680

今日が仕事収め&バイト10時間×4連戦の最終日だというのに…昨夜読んでしまいました★おかげで一日眠かったよう。

といっても、実は発売当初に一度完読し、昨日は半分だけ。といっても、この作品は現在と過去が一章ごとに変わるので、過去の方だけを読んだ。なのに3時間以上かかった…

この作品ははっきり言って、男性や恋愛体質の女性には面白くないでしょうね。なぜなら「女の友情」がテーマだから。
でも、たいていの女性なら、ここまでドラマティックじゃなくても「こんなことあったなあ」って思いながらどこか懐かしい気持ちで読めるのではないでしょうか。

そういう私もそんな一人。
私は広くつきあっているように見えるらしく、よく「顔広いねー。」って言われるけど、実は深く狭い友人関係だと思う。(ちなみに私が誰とでも知り合いとしてつきあえるのは、ある意味どうでもいいと思ってるから軽い気持ちで接しているだけで、はっきりいって「顔が広い」というのは私にとって褒め言葉でもなんでもない。)
本当に心許せるのはほんの数人。もう10年近く会ってない高校時代の親友、すぐには会いに行けないところに帰ってしまった大学時代の親友たち、一緒に泣いてくれた先輩たち。中にはもう会えなくなってしまった人とか、連絡が途切れてしまった人もいる。
今までにもたま〜に思い出してすごく会いたくなったり、もう会えないことで切なくなったりするのだけど、この作品を読むとそんな気持ちを思い出してしまう。

でも、そんな気持ちがあるからこそ、そんな出会いがあったからこそ、「今度こそは」って今の生活を大切にしようって思えるのかもしれない。

明日から帰省のため、しばらく更新滞りますが、多分復活するので引き続きよろしくお願いします!

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m2f

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